2013.11.28 Thu
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毎日が修行気分の「禅的生活」でカンタンに精神力を鍛える

毎日が修行気分の「禅的生活」でカンタンに精神力を鍛える

 

かのアップル創始者スティーブ・ジョブズや、経営の神様と呼ばれる稲盛和夫も傾倒したといわれる“禅”。偉大な経営者の影響もあってか、昨今ビジネスマン向けの禅セミナーや坐禅会が催されるなど、禅で強いメンタルを養い、ビジネスに活かそうという人が増えています。

禅といえばまず、“坐禅”を思い浮かべる人も多いでしょう。長時間座り、瞑想して呼吸を整え、時おりお坊さんに喝を入れてもらいメンタルを整える……しかし、忙しいビジネスマンにとって、お寺に行き坐禅を組むなんて時間はなかなかとれませんよね。でも実は、日常のなかに禅を取り入れる方法があるんです。今回は、時間や手間をかけなくても、精神を鍛えられる方法をご紹介します。

 

禅で得られるものとは?
禅は仏教の分派のひとつで、開祖は達磨大師とされています。禅が日本に伝わったのは鎌倉時代といわれ、室町時代に幕府の後ろ盾もあり大きく発展。『一休さん』のモデルである一休宗純など、数多くの高名な禅僧を輩出しました。

そもそも禅とは何なのでしょうか? 禅宗の1つである曹洞宗の僧であり、2006年のニューズウィーク日本版にて「世界が尊敬する日本人100人」にも選出された作家・枡野俊明さんは、著書『禅、シンプル生活のすすめ』の中で次のように説明しています。「文字や言葉にとらわれることなく、今、ここにいる自分の『本来の姿』に出会うこと」。枡野さんによれば、禅の基本的な修行法である坐禅も、自我を極力排除して心を空っぽにし、「本来の自分」を見つけ出すために行うのだそうです。その過程で、他人の価値観に振り回されず、余計な悩みを抱えない強い心が手に入るというのです。

 

忙しくても大丈夫! 日常で実践できる禅的生活
では、日常のなかで実践できる禅の心を得られる方法を本書から学びましょう。

まずは、「ボーッとする時間をもつ」ということ。たった10分程度でも大丈夫です。何も考えず、頭に浮かんでくる物事も極力外に追い出していきます。そうすることで、何ごとにもとらわれない純粋な自分、つまり「あるがままの自分」と出会うことができるのです。まわりにとらわれることなく何も考えない時間こそが、禅的生活の第一歩になります。

また、デスクワークで実践できるものとして「椅子坐禅」があります。椅子に座った状態で足を組み、横から見て背骨がS字になるように意識し、尾てい骨と頭の頂点が一直線になるように姿勢を整えます。次に、ゆっくりと呼吸を整えていきます。「吸って吐く」という一連の呼吸を、通常1分間に7〜8回ほど行っていますが、これを3〜4回程度にするのが理想です。お昼休みに5分でもいいので、この状態を保ちましょう。姿勢と呼吸を整えれば、自然と心も整ってくるので、頭も心もリフレッシュできるはず。

座って行う坐禅に対し、立ちながらでも行える瞑想法に「立禅」というものがあります。やり方はさらにカンタン。本書によると、通勤や帰宅時に、電車のつり革につかまりながらの姿勢でも大丈夫。目を閉じ、息を吸ったあとに丹田(たんでん)と呼ばれるへその少し下あたりに意識を集中させながら、息をゆっくりと長く、細く吐いていきます。わずかな時間でもこれを繰り返していれば自然と心が落ち着き、怒りや焦りなどのマイナスの感情を退治し、気持ちを切り替えることができます。

 


 

同僚や後輩の仕事ぶりと自分の仕事ぶりをつい比較したり、上司の価値観に振り回されてしまいがちな人は、修行気分で実践してみてはいかがでしょう。あなたの前に立ちはだかる日常の悩みや心の疲れをリセットしてくれるはずです。

 

参考:

禅、シンプル生活のすすめ(著者:枡野俊明 発行:三笠書房)

曹洞宗

 

Photo by Thinkstock/Getty Images

 

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