2013.10.24 Thu
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秋の夜長に読みたい 涙でページが見えなくなる男泣きマンガ3選

秋の夜長に読みたい 涙でページが見えなくなる男泣きマンガ3選

 

最後に泣いたのはいつだったか、覚えてますか? 近ごろは「涙活」なんて活動もあるくらいで、泣くことで得られる効果にもさまざまな期待が寄せられています。あらゆるところにストレスの種が潜んでいる現代社会を生き抜くために、たまにはワッと“男泣き”をしてみてはいかがでしょうか。今回は読み進めていくうちに思わず目頭が熱くなり、こぼれる涙でページが霞んで読めなくなってしまうような、心揺さぶる“男泣き”向けのマンガを3冊紹介します。

 

ギャグマンガの奇才が描く、自身をモチーフにした悲しきドキュメンタリー
まずはじめに紹介するのは、ギャグマンガの奇才・上野顕太郎が描く『さよならもいわずに』。緻密な絵とシュールな笑いが特徴の作者がはじめて描いた、自身をモチーフとしたドキュメンタリー作品です。ささやかながらも幸せな家庭を築いてきたマンガ家に、突如として最愛の妻の死という悲劇が訪れたところから物語ははじまります。妻が突然いなくなった事実とは裏腹に、慌ただしく過ぎてゆく世間。ともすれば薄情に思えるほど淡々と日常生活をこなし始める姿の裏でじわじわと浸食してゆく喪失感が、残酷なまでのリアリティーを感じさせます。妻を思い、泣きながらギャグマンガを描き続けるという日々は、思わず嗚咽が上がるほど胸に訴えかけてくるでしょう。

 

たかが少女マンガと思うなかれ、重厚な世界観に落涙必至
次は『ぼくの地球を守って』を紹介します。少女マンガですが、男性でもあっという間に引き込まれる重厚なストーリーが特徴です。そのストーリー性は思想家・作家として著名な東浩紀さんにTwitterで「10年ぶりぐらいに再読した。目眩がするほど傑作だった。泣けた」と呟かせるほど。物語は植物の気持ちがわかるという不思議な能力をもつ女子高生・坂口亜梨子と密かに亜梨子を想ういたずら好きの小学生・小林輪の2人を主軸に、「宇宙人だった」という共通の前世の記憶を持つ7人の仲間たちの姿が描かれます。ベースは恋愛ものですが、星間戦争で戦災孤児になったり、信仰と崇拝の対象として人間扱いされなかったり、自信の矜持のために仲間を見殺しにしたり……と、目を背けたくなるような凄惨な前世の記憶の描写と、その記憶に翻弄される主人公たちのストーリーにはただの恋愛ものとは言い切れないヘビーさがあります。困難をのりこえて前世の因縁を清算しようと奮闘する彼らの姿に、エピソードごとの落涙は必至です。一度読めば、その世界観に引き込まれ、思わず最終巻まで一気に読破してしまうことは確実ですので、休日などの時間のある日に読むことをおすすめします。

 

棋士たちの鬼気迫る生き様がアツくて、泣ける!
最後は、今最も熱い将棋マンガ『3月のライオン』。主人公は、中学生でプロデビューを果たした若干17歳の棋士・桐山 零。実の父、母、妹を事故で亡くし、プロ棋士の家で養子として育てられた彼と、彼を取り巻く人々の姿が描かれていきます。将棋という枠にとらわれず、家族間の問題やいじめ問題などに切り込んでいる作品ですが、注目すべきはプロ棋士たちの姿とその心情です。シビアに勝ち負けが問われる将棋の世界でただそれだけにすがるしかない人々の姿はどこか物悲しく、ほつれかけた糸のような緊張感と儚さがあります。同時にどん底から這いあがってはタイトルマッチに敗れる挑戦者たち、挑戦者たちを退けてはその思いを背負って戦い続ける王者といった、それぞれの鬼気迫る生き様に、感涙してしまうことは確実です。

 


 

いかがでしたか? 3冊ともただただ泣けるという「お涙頂戴」ものではなく、涙の向こうに新たな発見と希望をもたらしてくれるようなストーリーです。ページを閉じた先にはきっと、今までとは違った景色が映ることでしょう。思う存分泣いてストレスを吐き出し、スッキリした心で次の日を迎えてみてください。

 

Photo by Thinkstock/Getty Images 

 

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