2013.05.09 Thu
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続かないのは遺伝子が原因!? 科学が明かす運動のモチベーションとは

続かないのは遺伝子が原因!? 科学が明かす運動のモチベーションとは

 

適度な運動がカラダに良い影響を及ぼすことは、Men’s HOLOSでも繰り返しお伝えして来ました。厚生労働省が定める「運動施策の推進」基準では、日々の生活における身体活動に加え、毎週60分以上の運動(ジョギングや筋トレなど、息が弾み汗をかく程度)をするのが理想的とされています。それでも「運動がカラダに良いのは分かっているんだけど、どうもやる気が……」という方が多いのではないでしょうか。やる気が起きない原因、もしかしたらあなたの遺伝子にあるかもしれません。

ミズーリ大学の研究者たちは、運動のモチベーションに遺伝子が与える影響を確認するため、ラットを使った実験を行いました。始めに、遺伝的に「活発に運動するラット」と「全く運動しないラット」を生み出すため、一定期間において最も長い距離を走ったオスとメスのラットに子孫を残させ、同じ期間に走った距離が最も短かったオスとメスにも同様に子孫を残させました。それぞれの子孫たちは同じ方法で10世代に渡り子孫を増やし、“スーパーランナー”と“怠け者”のラットが誕生。この時点で、“スーパーランナー”のラットは“怠け者”のラットと比べて10倍の運動をこなすまでになりました。

科学者たちは次に、どのような要因が“運動する or しない”という差に影響するのか比較しました。すると、体脂肪率や筋肉の質、食欲などの「身体的特徴」は、二つのグループのラットともにほぼ同じであることが判明。しかし、モチベーションや報酬系をつかさどる脳の特定部位にある遺伝子の活動を比較したところ、確かな違いが。この実験により、運動のモチベーションと関係している可能性がある36個の遺伝子が特定されました。

実験を指導したミズーリ大学のFrank Booth氏は「ラットと同様に人間にも、運動するかしないかのモチベーションに特定の遺伝子が関わっている可能性が十分に考えられる」と語ります。自分が遺伝的に“スーパーランナー”なのか“怠け者”なのかを簡単に見分けられるテストが作られる日もそう遠くないのかもしれません。

しかし、「この結果は、あなたが運動しないことに対する言い訳にはならない」とBooth氏は続けます。人間の行動は、遺伝などの影響による生まれ持った傾向と個人の選択の組み合わせで決定されると言われています。つまり、たとえあなたが遺伝的に“怠け者”だとしても、自分の意志で“スーパーランナー”と同様に運動することができる可能性もあるのだ、と言えるでしょう。自分が“スーパーランナー”か“怠け者”であるかに関係なく、健康なカラダづくりのために適度な運動は欠かせません。“怠け者”であると思う方はなおさら、より強い意志で継続できる運動を心がけましょう。

 

参考:
Couch Potatoes May Be Genetically Predisposed to Being Lazy, MU Study Finds
Why We’re Motivated to Exercise. Or Not.
運動施策の推進

 

Photo by Thinkstock/Getty Images

 

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