2015.04.16 Thu
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痛っ! 頭皮ニキビの原因とセルフケア 

痛っ! 頭皮ニキビの原因とセルフケア

 

頭皮にニキビができてしまった経験はありませんか? 髪の毛の付け根にできた、ぷっくりとふくらんだ湿疹のことです。何気なく頭を掻いた時、頭皮の小さな腫れに触れてしまい、激痛が走ってしまった。それは頭皮ニキビの可能性が高いです。なんとなく「頭皮ニキビ」と呼んでいるこの湿疹、実際に起因しているのは一般的なニキビを引き起こす“アクネ菌”ではなく、“マラセチア菌”であることが多く、皮膚科では「頭皮湿疹」と呼ばれます。どんな原因で発生するのか、そして、セルフケアの方法を紹介します。

 

頭皮ニキビが発生する原因はさまざま
頭皮ニキビが発生する原因のひとつは、外部からの刺激です。シャンプーの成分が頭皮に残ったり、コンディショナーや整髪料などの過剰な油分が毛穴に入り込むと、本来ならば毛穴から皮膚の表面に出て行かなくてはならない皮脂が、毛穴付近で詰まってしまいます。外部の油分と詰まった皮脂が、これらを好物とする細菌を増殖させ、炎症を引き起こします。髪の生え際など顔に近い部分は、顔のニキビの原因菌・アクネ菌によるもの、頭皮の中心では皮膚湿疹全般を引き起こすマラセチア菌が原因になったりと、発生の実体はさまざまなようです。

体の内的な原因としては、皮膚バリア機能の低下が挙げられます。皮膚の表面を覆う皮脂膜は弱酸性の油分で、水分の蒸発を防いだり、異物や細菌から肌を守るバリアの役目を担っています。マラセチア菌は常に皮膚に存在する常在菌で、皮膚バリア機能が正常に機能しているときは炎症にいたることはありません。しかしストレスからくるホルモンバランスの低下、睡眠不足などの体調不良で皮膚のバリア機能が弱まると、菌が増殖し炎症が起こってしまいます。

このように外部からの刺激と、バリア機能が弱まるなど内部要因が複合的に作用して、頭皮のニキビや湿疹が発生します。

 

予防&症状緩和に有効なセルフケア
頭皮ニキビや湿疹を予防するためのセルフケアは、そのまま症状を緩和する方法にもなります。習慣として身につけておきましょう。

まずはシャンプー……ですが、皮脂の油分を落としたいからと、過剰な洗浄力のシャンプーを使ったり、爪を立ててゴシゴシ洗うのは、頭皮を傷つけてしまうので逆効果。オイリーな頭皮にはしっかりと皮脂を落とせるタイプ、乾燥気味の頭皮にはマイルドなタイプ、と、自分のコンディションにあったシャンプーやコンディショナーを使いましょう。最近のラインナップではそのあたりの狙い・目的別に表示されていることも多いので、お店で選ぶ際のポイントに。また、頭皮に残らないようによくすすぎ落とすこともお忘れなく。整髪料は油分が残りやすく、できれば使用を中断したいところですが、どうしてもつける際は頭皮に触れないように毛先につけるなどに留めるのが吉。

毎日使っている枕カバーが菌を増殖させている可能性があります。しっかりシャンプーしてから寝ているつもりでも、日々の積み重ねは侮れません。夏場などは、寝ている間の汗や汚れもあるでしょう。枕カバーはこまめに取り替えるか、面倒ならタオルを巻いてそれを毎日取り替えるなど、頭皮が触れる場所は常に清潔な状態にしておきましょう。頭皮を清潔に保つことは、薄毛・抜け毛の予防にも役立ちます。

また、食生活の見直しも必要です。「皮脂の総量を減らすために、脂っこいものを控える」という考え方は確かに有効ですが、あまり意識してガマンしすぎてストレスを溜めるのもよくありません。脂っこいものを食べ過ぎず、栄養バランスのいい食事を心がけるようにしましょう。ビタミンB2やB6が不足すると皮膚症状が悪化するといわれているので、肉類・魚類、野菜や果物、大豆製品やナッツや乾物など、ビタミンB群を含む食品をまんべんなく摂るようにしましょう。

 

ひどい時は脂漏性皮膚炎のケースも
上記のようなセルフケアをもってしても症状が治まらない場合は、脂漏性(しろうせい)皮膚炎の可能性があります。皮脂によるベタつきがある湿疹で、赤くなる、痒みをともなう、といった症状があり、掻いてしまえばと頭皮を傷つけ、「かさぶた」ができては掻いて……と負のサイクルが。繰り返して悪化したりしているようなら、早めに皮膚科の診断をあおぎましょう。脂漏性皮膚炎の場合は、ステロイドの塗り薬と抗真菌剤を使って治療する必要があります。

脂漏性皮膚炎は一般的に脂肌性の人がなりやすいと言われますが、頭皮など皮脂の分泌が活発なところでは常に起きやすい皮膚炎です。「脂肌性じゃないから起きない」ということではないので、意識しておきましょう。

 


 

頭皮ニキビや湿疹、脂漏性皮膚炎は、ストレスや生活習慣の影響を受けやすく、さらに繰り返しやすいといわれています。治療によって症状が治まった後も、セルフケアを怠らないようにしましょう。

 

参考:

生え際ニキビの治し方|ニキビ研究所×相澤皮フ科クリニック

「頭皮湿疹」の治療とセルフケア|住吉皮膚科ブログ

 

 Photo by Thinkstock/Getty Images

 

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