2014.06.05 Thu
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いまさらながら「髪の毛が伸びる」仕組みを知る

「髪の毛が伸びる」ことについて考えてみよう

 

「生える/生えない」という悩みに比べるとライトなものですが、「髪の毛が伸びる」ことに関しても大なり小なり、悩みのようなものがありますよね。「切りすぎてしまったので、早く伸びて欲しい」「切ったばかりなのに、もう伸びてしまった」などなど。「このまま伸ばし続けたらどこまで伸びるの?」「そもそもナゼ髪の毛が伸びるの?」と、ある意味哲学的な疑問を抱くケースもあるかもしれません。
今回は、 「髪の毛が伸びる」という現象について、あらためて調べてみました。

 

“髪の一生” ヘアサイクル
1本の髪の毛が成長し始めてから抜けるまでの周期のことを「ヘアサイクル」といいます。毛母細胞(毛細血管から栄養を吸収して細胞分裂を繰り返し、髪の毛をつくる組織)が分裂を繰り返して髪の毛が成長する「成長期」、毛母細胞の分裂スピードが遅くなり毛根が退化し始める「退行期」、髪の毛の成長が完全に止まり自然に抜け落ちる「休止期」に分けられ、平均3~8年の間に三期が順に訪れます。髪の毛が生え変われば再び同じサイクルを繰り返す、というわけです。

このうち髪が伸びるのは「成長期」で、ヘアサイクルのほとんどの時間を占めます。髪の毛は1日に0.3~0.5ミリ、1カ月で1センチ、1年で12センチほど伸びますが、無限に伸び続けるというわけではありません。成長期は長くても7年ほどで止まり、伸ばしっぱなしにしても90センチくらいまでが限度だそうです(まれに数メートルまで伸びる人もいますが、それはかなり珍しいケースのようです)。やはり髪の毛が伸びるスピードには個人差があります。髪の毛が伸びるスピードを決定しているものは、増殖因子という細胞の増殖や分化を促進する小さなタンパク質の一種。しかし、増殖因子は複数確認されており、どの増殖因子が髪の毛が伸びるスピードに影響しているかはまだはっきりしていません。気候や体調、ストレスなどに左右されることも知られています。これらは血行が悪くなることの遠因として語られています。

一般的には女性ホルモンの影響で、女性のほうが髪の毛が伸びるのが早いと言われており、古くから女性にロングヘアが多い背景はこんなところにもあるのかもしれません。

 

「髪の毛が伸びる」メカニズムは変えられる?
「髪の毛が伸びるのがはやい人はエッチ!」などと、小中学生のうわさ話のような都市伝説が根強いですが、もちろん因果関係は明らかになってません。

■髪の毛が伸びるスピードを上げる方法はあるの?
結論からお話しすると、髪の毛が伸びるスピードを早める方法は科学的に実証されていません。ただし、髪の毛を伸ばすのに効果的とされるポイントは諸説ありますので、ここでは3つ紹介します。1つ目は頭皮のマッサージなどを行い、頭皮の血行を良くすること。血行が良くなると毛母細胞の働きが活発になり、髪の毛の成長を促します。2つ目は頭皮を清潔にすること。皮脂などで毛穴が塞がると髪の毛の成長が遅れる恐れがあります。シャンプーで毛穴の汚れをしっかり取り除き、髪の毛が成長しやすい環境を整えましょう。3つ目は十分な睡眠をとること。特に午後10時から午前2時までの成長ホルモンがより多く分泌される時間に寝ておくと、髪の毛の成長も促されると言われています。

では逆を行えば髪の毛が伸びるスピードを遅くできる……かもしれませんが、お気づきのように、ご紹介したポイントは髪の毛だけでなく、健康的な生活習慣にあたるもの。それをあえて逆行することは不健康につながりますし、おすすめできません。

■髪の毛が伸びるために効果的な食べものは?
髪の毛の主成分は“ケラチン”というタンパク質で、髪の毛の成長にはタンパク質の摂取が欠かせません。髪の毛に良い栄養素としてご紹介したとおり、動物性・植物性タンパク質のほか、タンパク質からケラチンを合成するために必要なビタミンや亜鉛などの摂取が、健康的な髪の毛の成長に役立ちそうです。昔から「ワカメを食べると髪の毛が生える」などと耳にする海藻はどうかというと、直接髪の毛の成分となるタンパク質は含んでいませんが、ヨウ素(ヨード)をたっぷり含んでいます。ヨウ素はタンパク質の合成を活性化させる、甲状腺ホルモンの材料になるため、髪の毛の成長に欠かせないミネラルのひとつです。ですから「ワカメを食べると髪の毛が生える」は、当たらずといえども遠からず、といったところでしょうか。

 


 

やはり髪の毛の成長は自然に任せるのが一番、かもしれませんね。しかしメカニズムを知れば、たとえば髪の毛に良い食材を選ぶようになるきっかけにもなります。髪の毛の成長で悩んでいる家族やお友だちがいたら、教えてあげてくださいね。

 

参考:

髪を科学する

髪のサイクル

髪が伸びるスピード

髪の成長とヘアサイクル

髪型の失敗をリカバリしたい!髪を早く伸ばす5つの方法

細胞活性化のカギはヨウ素

 

Photo by Thinkstock/Getty Images

 

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