2014.05.29 Thu
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かかってからでは手遅れ? 「ケータイ依存症」の怖さ

かかってからでは手遅れ? 「ケータイ依存症」の怖さ

 

時間ができると、ついスマホを触ってしまう。電車でも、車両を見渡すとほぼ全員スマホを触ってたり……日常茶飯事です。『吸いたい気持ちをリセット! ビジネスマンの“デキる”禁煙方法』でも取材協力いただいた依存症心理学の専門家・磯村毅さんの著書『親子で読むケータイ依存症脱出法』では、子どもへケータイやゲームなどの依存症についての恐ろしさを伝え、依存症にならないための解決策について書かれています。しかし読み進めると、依存症のメカニズムは大人においても共通する部分が多いことに気付かされます。今回は磯村さんの著書を参考に「ケータイ依存症」について、理解を深めてみましょう。

 

ドーパミンがカギを握る、依存症のメカニズム
本書では“中高生との対話”を通じて、依存症のメカニズムを説明しています。薬物やアルコール、タバコなどと同じく、ケータイにも“依存する”という認識を持っている人は少ないでしょう。多くの依存症には共通したメカニズムが存在まします。依存する対象からは何かしらの刺激を受けますが、最初は小さな刺激を楽しんでいても、繰り返すうちにより多くの刺激でないと満足できなくなっていきます。脳内で分泌される「ドーパミン」は、快楽を感じる時に出てくる脳内物質として知られていますが、これらの刺激を受けた時にも強制的に分泌されます。依存症の状態にある人は、依存対象に無理やりドーパミンを分泌させられ続け、より多くの刺激を与えないと満足しなく(ドーパミンが分泌されにくく)なっていきます。

たとえばゲーム依存症であれば、より多くの時間やお金を費やすことに歯止めがきかなくなったり、SNS依存症であれば、より多くのコメントがもらえないと満足できなくなったりします。どちらもエスカレートするとケータイが手放せなくなることも……。身に覚えがありませんか?

 

依存症になる前の予防がカギ 3つのポイント
磯村さんは、「依存症の予防のためには『依存症は難治性の、非常に困難な病気である』という事実を伝える必要がある」と記しています。「難治性」とは読んで字のごとく、治りにくい症状だということ。繰り返される刺激で、脳が依存症の状態に慣れてしまうため、しばらく離れることができてもすぐに元(依存症)の状態に戻ってしまう危険性があります。そのため依存症は、何より予防が非常に重要であると言えます。本書の中で、学生とのやりとりで出てくる3つのポイントを参考に、予防法をご紹介します。

1つ目は、「夜間はやらない」こと。
毎晩寝る直前までケータイを触っている人も多いでしょう。睡眠を妨げるという点でも問題がありますが、ケータイ依存症の面からも要注意。刺激を与える時間が長くなるほど、脳は弱っていきます。必ず脳を休ませる時間を作りましょう。

2つ目は、「やりすぎていると感じたら、直感を信じてやめる」こと。
依存症は明確な判断基準があるわけではなく、個人の感覚に左右されるものでもあります。本書では「インターネットに夢中になっていると感じる」など、“ネット依存症を判断する8項目のガイドライン”を定義し、5つ以上該当する場合を依存症としていますが、誰かの判断基準にかかわらず自分でまずいと思ったら、直感を信じてやめることが重要です。

3つ目は、「デジタルデトックスする」こと。
ネットやゲームから強制的に離れる時間を作ることで、その間に少しずつ脳が回復することは、昨今いろんな場所で語られています。デジタル空間以外でも楽しいことが見つかり、脳が弱まる前の状態に戻っていきます。ケータイにおいても同様です。ケータイを握りっぱなしにするのではなく、着信や警報に気づければいいのですから、部屋の中でそっと距離を置いてみてはいかがでしょうか?

 


 

私たちの生活には欠かせないケータイですが、やはり使いすぎには注意が必要です。もし今この記事をスマホで読んでいたとしたら、読み終わったら一旦スマホを置いてみてください。そのちょっとした行動が、あなたをケータイ依存症から守ってくれるかもしれません。

 

参考:

『親子で読む ケータイ依存脱出法』 磯村毅著

 

Photo by Thinkstock/Getty Images

 

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