2013.08.08 Thu
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脱・夏バテ! 夏のオン・オフをアツく楽しむための“漢方”のススメ!(2/5ページ)

 

夏バテ症状CASE1 食欲不振

夏バテ症状CASE1 食欲不振

舞台は暑気払いの焼肉パーティ。次々と焼かれていくお肉を前に、胃はどんより重く、箸が一向に進まないAくんです。周りの友人たちがモリモリとお肉をほおばる姿を見て、気分が悪くなるやら羨ましいやら。夏前は元気に食事ができていたのに、最近は空腹でもなぜか食欲がわかない。これってもしかして、連日の猛暑に胃腸が弱っているのかな……?

 

食欲不振はなぜ起こるの?

漢方では食欲不振の症状が現れた時、心身をつかさどる5つの機能「五臓」(肝・心・肺・脾(ひ)・腎)のうち、消化器系全般をコントロールする「脾」の働きが弱まっていると考えます。

暑いからといって冷たいものや水分を摂り過ぎていませんか? 適度な水分補給は大事ですが、摂り過ぎは脾の働きを弱める原因になるので注意が必要です。また、生まれつき脾が弱い人も食欲不振になりやすい傾向にあります。それ以外にも、自律神経と関係が深く、ストレスの影響を受けやすい「肝」の不調がもとで脾の働きが弱まることもあるので、オーバーワークなどによる心身のストレスも軽んじてはいけません。

 

タイプ別・食欲不振に効く漢方

余分な水分を取り除く白朮と茯苓、滋養作用のある人参、吐き気を抑える半夏、健胃作用のある陳皮、生姜、大棗、緩和作用のある甘草の8種類から成る六君子湯。

 

○水分の摂り過ぎ、もともと胃腸が弱い
・六君子湯(りっくんしとう)
身体を動かしたり、胃のあたりを叩いた時にチャプチャプと音がしたら、水分摂り過ぎのサイン。この漢方には体内に溜まった水の代謝をよくし、胃腸の働きを高める働きがあります。やせ型で体力があまりない人(虚証)の消化器系トラブルによく用いられます。
配合生薬/甘草(かんぞう)、生姜(しょうきょう)、大棗(たいそう)、陳皮(ちんぴ)、人参(にんじん)、半夏(はんげ)、白朮(びゃくじゅつ)または蒼朮(そうじゅつ)、茯苓(ぶくりょう)
用法・用量/1日2~3回、所定の分量を食間(食後2時間後)に服用

○胃のムカつき、下痢・軟便、口内炎など
・半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
胃がムカムカしたり、お腹がゴロゴロ鳴り、下痢・軟便をともなう食欲不振に効果的。これらの症状を引き起こす、体内の余分な熱を取り除く働きを持っています。熱とはいえ体温計で測れるものとは違う、漢方独特の概念です。舌の表面に黄色っぽい苔が付いていたら要注意。
配合生薬/黄芩(おうごん)、黄連(おうれん)、乾姜(かんきょう)、甘草、大棗、人参、半夏
用法・用量/1日2~3回、所定の分量を食間(食後2時間後)に服用

○食べ過ぎ、飲み過ぎによる胃もたれ、消化不良など
・平胃散(へいいさん)
夏バテ予防にスタミナをつけようと盛大に飲み食いしたことが裏目に出て、食欲不振に陥ってしまった人におすすめ。一時的に衰えた「気」のめぐりをよくし、症状の改善を促します。市販の胃腸薬にもよく使われている、メジャーな漢方薬の一つです。
配合生薬/甘草、厚朴(こうぼく)、白朮または蒼朮、生姜、大棗、陳皮
用法・用量/1日2~3回、所定の分量を食間(食後2時間後)に服用

※各薬の用法・用量は、あくまで目安です。服用にあたっては、医師・薬剤師の指示に従ってください。

 

食欲不振に効く身近な漢方

ご紹介した六君子湯や平胃散の配合生薬に、おなじみの食材が含まれていることにお気付きでしょうか? そう、夏においしい冷ややっこやそうめんの薬味として活躍する生姜です。身体を温める効果でよく知られていますが、胃を健やかにする働きもあり、食欲不振や吐き気などの症状を和らげてくれるんですよ。漢方薬とともに、普段の食事で少し意識して採り入れてみては?

 

>>夏バテ症状CASE2 冷え性

 

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