2013.04.02 Tue
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受けて終わりじゃダメ!

年に一回、健康診断を受けるワケ(6/6ページ)

●血糖病の前兆を感知……血糖編

血糖病の前兆を感知……血糖編

――残業中、疲れて菓子パンをたくさん食べていたら、後輩が「そんなに甘いものばかり食べてたら血糖値上がっちゃいますよ」だって。そもそも血糖値って何ですか?

船津 血糖値とは、糖尿病を見つけるための血液検査の値です。血糖とHbA1c(ヘモグロビンA1c)を検査します。血糖は体にとって大切なエネルギー源。インスリンというホルモンの働きによって一定濃度に保たれていますが、インスリンが不足したり、その作用が低下すると血液中の糖度(血糖)を下げることができず、常に高血糖の状態となり、糖尿病になってしまうのです。主に生活習慣の乱れによる肥満や過食などが原因ですが、遺伝体質も関係があります。

血糖……空腹時血糖値。10時間以上飲食しない状態での血中のブドウ糖を測ります。

HbA1c……ヘモグロビンA1c。検査前1~2ヵ月の血糖値の平均値であるため、食事などに影響されにくいのが特徴。現在はこのHbA1cの値を中心に、血糖と合わせて診断します。

 

――糖尿病って、中高年になってからの病気だと思ってたんですが……。

船津 20代~30代でも肥満であれば血糖値が上がります。糖尿病は30代でも出てくる病気。きちんと生活習慣を見直せば、治る可能性は高いのです。

ポイントは血中脂質の項目でも述べたように、筋肉です。筋肉は糖をエネルギーにするため、筋肉量を増やせば一日中、糖を燃やしてくれます。これがいわゆる基礎代謝。寝ている間も余計な血糖や中性脂肪を燃やすことができるのです。

――運動が大事だってことはよくわかりました。では、たとえば週に一度はジョギングしているというレベルでも大丈夫でしょうか?

船津 運動することはいいのですが、残念ながら運動の効果は3日位でなくなってしまうため、一日おき程度の定期的な運動でないと意味がないんです。スポーツができなくても、エスカレーターではなく階段を使うようにするなど、日常の中で体を動かすことを心がけるといいですね。

 


 

【まとめ】

普段なにげなく受けていた健康診断、実はとても大きな意味があるんですね。4月に受ける人は、普段通りの生活パターンを送りながら、体調を整えてしっかりと臨みましょう。そして後日受け取った診断結果の内容を、昨年の結果と見比べるなどしてしっかり確認すること。健康診断は、将来の健康を守ることができる最良のチャンスなのです。

(取材・原稿/大曲智子 イラスト/栗生ゑゐこ)

 

気になる項目は再チェック!

>>なんのためにあるの? 健康診断

>>そもそも健康診断の目的とは?

>>原因はアルコールばかりじゃない?……肝機能編

>>プリン体の摂りすぎに要注意!……腎機能編

>>食事のバランスと運動で予防可能……血中脂質編

>>血糖病の前兆を感知……血糖編

 

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