2016.11.02 Wed
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

働く男が会社を休む「体調不良」の内訳とは? リアルアンケート

main

どうも、アラフォーライターのMです。先日ある会社に仕事の電話を入れた時のことです。担当者を呼び出してもらおうと思ったところ「本日は、体調不良のため休み」と言われました。自分はフリーランスなので仕事を休むなんてのは言語道断! また、もともと頑健で病気知らずの体質も幸いして、少しくらいの体調の悪さは気合いでカバーしてきました。そこへ今回の件。「お大事に……」という気持ち半分、働き盛りの男が出社を諦めるほどの”体調不良”とはいったいどんなものなのだろうか……なんて疑問も沸いてきます。

会社において、休んでもいい症状と、そうではない症状の平均的なボーダーラインはどこにあるのか? また、若い人は空気を読まずに休む、などなど年代別のギャップなどもあるのでしょうか? 働く男性諸君にアンケートを行い、いわゆる”病欠”の実態を探ってみました。

 

病欠の頻度は年間1〜4日が最も多い

まずは「年間でどのぐらい、体調不良で会社を休むことがありますか?」とたずねたところ、

%e4%bd%93%e8%aa%bf%e4%b8%8d%e8%89%af-01

「1日以上4日未満」が42.4%と半数近くを占め、次いで「休むことはない」が39.2%という結果に。体調管理が行き届いているのか、もしくは栄養ドリンク片手に騙し騙し出勤しているのか。とにかく日本の働く男はめったに仕事を休まないという事が明らかに。
また、年代別に見ると、「4日以上〜7日未満」は40代の場合4.7%に対し、20代では19%。相対的に20代の方が年間で休む日数がわずかに多くなっています。

 

発熱、流感のほか、二日酔いで休む人まで?

気になる「体調不良」の内訳を知るべく、会社を休んだことがある症状を聞いてみました。

%e4%bd%93%e8%aa%bf%e4%b8%8d%e8%89%af-02

最もオーソドックスなのは風邪、続いてインフルエンザやノロウイルスといったウイルス性の感染症がトップスリーを占めました。実際の声をみてみると、

「繁忙期あとの疲れからくる風邪で2、3日は休みます」(鹿児島県・35歳)

「インフルエンザの流行時にいつもかかる。高熱が出て2日くらい休む」(山形県・48歳)

生まれもっての免疫力など個人差があるとはいえ、体調管理をしていても、予防接種をしていても、かかる時はかかってしまうのが現実ですよね。
また、一般的には休むほどではないと思われがちな腹痛、頭痛、腰痛は10〜20%を推移しています。特に頭痛は、

「偏頭痛で歩けない」(神奈川県・28歳)

といった声が多く、重篤な痛みを抱えている人もいることが見えてきます。頭痛については年代によって大きな差異があり、40代5.1%、30代21.9%に対し、20代はなんと40%もの人が頭痛で休んだことがあると回答。若い世代に頭痛人口が増えているのか、はたまた「頭痛なんかで休むな」という従来の無理解から、ツラい頭痛持ちへの理解が進んできたのでしょうか。

一方、「体調不良」の範囲に入るのか少々微妙なものもありました。

「飲んだ翌日の頭痛」(千葉県・38歳)

「前日に飲み過ぎで二日酔い。職場に迷惑がかかるので休暇。最近は、職場の定期行事の飲み会(年に2から3回)の次の日は予め休暇を取得している」(秋田県・48歳)

「本当は休むほどの体調ではないが、閑散期などで仕事に余裕があるので、有休消化の為に休んでしまう」(埼玉県・43歳)

勤勉な人にとっては許しがたいかもしれませんが、二日酔いで休んでしまう人は5.2%いるようで、ついでにいうと、20代はゼロに対し、30代3.1%、40代が10%と、年をとるほど飲んだ翌日のダメージがヒドくなっていくようです。年齢とポストが上がれば立場上、連日接待にいかざるを得ない人もいるでしょうし。

また、有給消化で仮病というのはいかがなものか? 仕事に余裕があるのなら何も病気と偽らず、堂々と休めばいいのにと思ってしまいますが、そこはそれ、会社によっては「体調不良じゃなければ休みにくい」ムードがあるのでしょうか……。

そのほかにもこんな体調不良もありました。

「朝起きるとめまいの症状が出て起き上がれない。寝ていると、お昼ぐらいに治る」(三重県・47歳)

「咳がひどい」(愛知県・23歳)

「蓄膿症で発熱」(愛知県・29歳)

「尿管結石」(熊本県・47歳)

いずれも仕事が手に付かないような状況であるのが伺えます。回復まで2〜3日以上要するものから、少し休んだら動けるようになるものまで「体調不良で病欠」のボーダーラインは個人の体質や状態によって様々だということですね。

 

38度にならなきゃ休まない我慢強い人が4割

痛みやツラさの程度を言語化するのは難しいものです。それならば定量的な判断として、体調不良の代表的症状でもある“発熱時の体温”でボーダーラインを引くとどうなるでしょうか?

風邪や発熱で休む場合、体温が何度以上の時に出社を諦めるかをたずねてみました。
%e4%bd%93%e8%aa%bf%e4%b8%8d%e8%89%af-03
約半数の人が38度をボーダーラインとしている模様。38℃というと、ふとんから起き上がるのも難しいフラフラ状態。つまり「よっぽどのことがない限りは休まない」と考える人が多数のようです。ちょっとした体の不具合、時には出社不可能と思われるような状況でも、出社せざるを得ない。多くの日本人男性にとって「仕事とはそういうものである」のが現状のよう。

 

「体調不良でも休めない」は7割

前問のように、「よほどのことがない限り休まない」という感覚があるならば、当然無理をして会社に来ている人もいるハズ。体調不良なのに無理をして会社に来てしまうことはありますか? とたずねてみたところ、以下のような結果に。

%e4%bd%93%e8%aa%bf%e4%b8%8d%e8%89%af-04

年代別にみると、無理をして会社に来てしまう人は、20代59.5%、30代78.8%、40代75%となり、30代が一番がんばりすぎているという結果に。
「ある」派と「ない」派、それぞれの言い分を見てみましょう。

[ある]

「大事な商談があるため」(埼玉県・37歳)

「人手不足。代わりの人がいない」(山形県・48歳)

「後でホントに休みたい時に休みづらくなるから」(東京都・48歳)

「仕事がたまるのが嫌だから」(北海道・35歳)

「体調不良は自己責任だから」(静岡県・49歳)

「クライアントと大事な商談があり、自分だけが担当だった仕事だったから」(埼玉県・37歳)

「感染病じゃないから」(愛知県・46歳)

「自分も班長だが、もうひとりの班長が会議の為に、1日職場にいないので、自分が居ないわけにはいかず、冷えピタを貼って解熱剤を飲んで、無理して出勤した」(神奈川県・47歳)

[ない]

「無理してさらに悪化して長期休養にならないようにするため」(東京都・47歳)

「風邪などを他人にうつすと、かえって全体の効率が落ちるから」(埼玉県・43歳)

「無理して行っても効率が悪くなるし、自分がいなくても現場は何とか回るから」(埼玉県・31歳)

「ある」派、「ない」派、それぞれに理あり。しかし企業の労務の観点からみれば、どちらがよりベストな選択になるのでしょうか。

 

仕事も体調も炎上中

そんな時は「プレゼンティーズム」について考える

近年「アブセンティーズム」と「プレゼンティーズム」という言葉が意識されているのをご存知でしょうか。アブセンティーズムとは「企業に勤める従業員の常習的な欠勤や無断欠勤」のことで、従来はこれにより生産性を低下さないように、社員の健康管理能力や規律心を養うといったマネジメントが重要とされていました。

しかし近年は対義語であるプレゼンティーズムに注目が集まっています。その意味するところは「出勤はしているものの健康上の問題で効率が落ち、最善のパフォーマンスを出せない状態」。みなさんも身をもって感じたことがあるのでは。

プレゼンティーズムは感覚値だけでなく、数値によっても表すことができます。
たとえばいつもは90%くらいの能力を発揮している人が、心身の調子が悪くなり、集中力や思考力が低下して、1週間のあいだ、50%の能力しか出せなくなったとします。またある人は2日間はしっかり休養して、その後90%フルで働き続けた場合、どちらの方が生産性の損失が大きいでしょうか? 1ヶ月の労働日数を20日とすると、前者は16日労働したのに対して、後者は16.2日。2日間休んでしっかり直すほうが、無理して出社した人よりも生産性がわずかに高いという結果に。

周囲に感染リスクをまき散らしつつ効率の悪い仕事をするよりも、調子の悪い日には休んで、ほかの日に100%の能力を発揮するほうが有効という考えが注目されています。体調が悪いと感じたら休暇を取り、体のメンテナンスに時間を費やす、それがデキるビジネスマンのスタンダードになりそうですね。

 

こんな「体調不良」はアブセンティーズムかも

最後に少しイジワルな質問をしてみました。
他人の欠勤理由をみて、正直「そんな理由で休むなよ」と思ってしまうものはありますか? と聞いてみたところ……。

「足が痒くて出れない」(埼玉県・37歳)

「寝坊でそのまま欠勤」(埼玉県・43歳)

「前日の遊び過ぎ」(埼玉県・49歳)

「しんどい 」 (大阪府・35歳)

やはりありますね。なんとも首をかしげたくなる欠勤理由の数々。

また、それを聞かされた方の感想は以下の通り。

「“ちょっと”熱っぽいとか、“ちょっと”なら来いよ!」(東京都・46歳)

「人それぞれなので、変に咎めたりしない様にしている。自分の時に言われるのも嫌だから」(神奈川県・47歳)

「腰や肩が痛くて休む。みんな同じく痛いのを我慢したり、薬を飲みながら仕事してるのにと思ってしまう。平日に休みが取れる会社ですが、持病の薬を貰いに行くのに欠勤する人。毎日飲む薬なんだから後どのくらいで無くなるか把握して、平日休みの時に貰いに行け、と思ってしまう」(福島県・43歳)

効率よく仕事をするため、体調の悪い日は休んで「プレゼンティーズム」を実行! と本人が思っていても、職場にはいろんな解釈をする人がいるもの。実は周りから見れば常習的な欠勤=アブセンティーズムと思われているかもしれません。

 


 

全体的にはプレゼンティーズム気味な現代男性ビジネスマンの出勤事情。「プレゼンティーズム」を実践するうえで大切なことは、仕事の質を落とさず、同僚や上司と良好な関係を築き、必要な時に休みやすい環境づくりがされているかどうかに掛かってくるのではないでしょうか。
「体調不良のボーダーライン」は人それぞれ、不調を感じた時にはしっかりと休息し、デキる男になってオフィスに復帰すれば、あなたの株も急上昇するはずです。

 

■オススメ記事はコチラ

 

   

【メンズホロス】produced by リーブ21 TOP

ページTOPへ