2016.10.26 Wed
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お酒は何時間で抜けるのか? 下戸・普通・酒豪でためしてみた(1/1ページ)

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「飲みニケーションは死語」なんて言われますが、下戸でも酒豪でもないけれど、飲み会の誘いを断れないタチの編集部I。しこたま飲んだ翌日、二日酔いに苦しみながらふと一つの疑問が湧いてきました……。お酒が抜ける時間ってどれくらいかかるのでしょうか?

酒類メーカーが提示している分解時間の表を調べてみると、ビール1杯分のアルコールは3〜4時間あれば分解されるんだとか。しかし、目安の時間は情報源によってマチマチだし、その上必ず明記されているのが「アルコールの処理能力は個人差があります」との注意書き。

 

個人差があるって、人によってどれくらい異なるのでしょうか?

「これは実際にお酒を飲んで試してみてもいいんじゃないか」と思い立った編集部。個人差を検証するため、「お酒に弱い人」「普通の人」「お酒に強い人」の代表者三名を選出して飲み会を企画。30分ごとに呼気のアルコール濃度をチェックして、数値の推移を記録してみました。はたして、実際にアルコールが分解されるまでどれくらいの時間がかかるのでしょうか?

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<普通代表>編集部員I

自称、お酒の強さは「普通」。いつもビールジョッキ3杯くらいのタイミングでベロベロになり、終始笑いが止まらなくなる。

 

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<下戸代表>友人M

お酒が飲めないため、これまでの人生は飲み会の場を可能な限り避けて生きてきた。どうしても避けられない上司との飲み会では、チューハイ1杯を3時間かけて飲む。

 

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<酒豪代表>友人K

飲食店を経営している友人が多く、友人の店を一晩で何軒も飲み歩く呑んべえ女子。「一日でどれくらい飲むの?」との質問に対して「考えたことがない」との返答が。

 

 

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実験では、この検知器に息を吹きかけ、呼気に含まれるアルコール濃度を計測します。アルコール成分が体内にない場合は「0.00mg/l」と表示され、最大で「1.00mg/l」まで計測することができます。

※ちなみに呼吸中アルコール濃度0.15 mg以上から酒気帯び運転とされますが、呼気には個人差があり、体調・体質・時間帯等によって計測される数値にブレが生じる場合もあるため、今回の記事の計測結果を絶対に運転の判断材料にはしないでください。

 

 

 

実験①〜ビール1缶分のアルコールが抜ける時間に個人差はあるのか?〜

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今回の実験では、お酒に強い弱いといった個人差でアルコールの処理スピードにどれほどの違いがあるのかを検証するべく、下戸・普通・酒豪(いずれも自称)の三人に同じ量のお酒を同じペースで飲んでもらいます。はたして、結果やいかに?

<ルール説明>

・お酒は全員ビール1杯(=350mlの缶ビール1缶)

・遅い人に合わせて、全員が同じペースで飲む

・食べ物は同じ量だけ食べる

 

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▲休日の会社のオフィスを貸し切って乾杯する三人

 

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「お酒飲むの1年ぶりかも……」

 

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「こういうシチュエーションで飲むことってないよね」

 

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「弱い人にペース合わせて飲むのって難しそう」

 

 

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 ▲グラスを持ち上げてはチョビッと一口だけ含み、すぐにグラスを降ろすM

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「いやいや、ホットコーヒー飲んでんじゃないんだからさぁ(笑)」

 

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「もっとグビッと一気にいこうよ!」

 

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「あかん、もう酔ってきたかも……」

 

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 ▲二人の不満を察してか、開始18分で半分を飲みきったM。早くも顔が真っ赤に。

 

 

 

飲酒後30分経過 測定

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 ▲アルコール検知器に順番に息を吹きかけ、呼気アルコール濃度を計測します。

 

M(下戸):0.20
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I(普通)0.29

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K(酒豪)0.27

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数値に多少の違いはあるにしろ、全員が同程度の測定結果に。

—飲み会開始40分後—

お酒がそれほど強くないIのテンションにも変化が……。

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 ▲突然「青春ってさ……」と語り始めるI。関西出身のはずなのになぜか口調が関東弁に。

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 ▲2人とは打って変わって、凛とした表情のままのK。酔っているMに対し「なにか食べる?」と声をかけたり、他人を気遣う余裕が見られます。

—飲み会開始54分後—

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「ビール1杯飲めたーーーー!!!!!」

 

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「1杯で達成感、感じてんのかよ(笑)」

 

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「……もうちょっと飲みたいなぁ(ボソッ)」

 

ここから先は、三人の数値が0になるまでひたすら待ち続けます。

 

 

 

飲酒後1時間経過 測定

M(下戸):0.22
I(普通):0.12
K(酒豪):0.23

ここで、3人の計測結果に変化が。先ほど一番高い数値を出していたIが最も低い数値をマーク。酒豪代表Kの分解速度が最も速いのではないかと予想していたところ、下馬評を覆すまさかの展開に……。

 

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「あれ、俺が一番処理スピード速いんちゃう。」

 

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「うそ! なんか悔しい。」

 

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「うう……頭が痛い……」

 

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▲やはりもとからアルコール処理能力が低いのか、1杯を飲み終えてからも依然として体温上昇・頭痛に苦しめられるM。それに対してIとKはすっかりシラフのような状態に戻っています。

 

 

 

飲酒後1時間半経過

M(下戸):0.16

I(普通):0.07

K(酒豪):0.11

 

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「あれ、また俺が一番低い。もしかして俺って特別な存在なんじゃ……?」

 

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「さっきちょっと酔っぱらってたのに、なんでそんな早く抜けてんの?」

 

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「早く帰りたい……」

 

 

 

飲酒後2時間経過

M(下戸):0.14

K(酒豪):0.13

I(普通):0.00

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「やったー!!!!!!!!一番乗りーーーー!!!!!!!!」

 

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「普通代表のくせにぃ……(悔しそう)」

 

 

普通代表のIが真っ先にゴールするというまさかの事態に。KとMがほぼ同一に並んでいるこの現状。はたして、Kは酒豪の名に恥じない結果を残すことができるのでしょうか?

 

 

 

飲酒後3時間経過

M(下戸):0.06

K(酒豪):0.00

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3時間の時点でなんとかKがクリアし、酒豪としての意地を見せました。さて、Mのアルコール数値が0になるのはいつになるのでしょうか?

 

 

 

飲酒後3時間25分経過

M (下戸):0.00

ついに、Mの呼気アルコール濃度もゼロに達し、3時間半にも及ぶ実験もこれにて終了。三人の計測結果をグラフにまとめてみると以下のようになりました。

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ビール1杯(350ml)を飲んだあと呼気アルコール濃度がゼロになるまでの時間をまとめると、以下の通りとなりました。

・下戸M 飲酒開始から3時間25分(飲み終わり後2時間30分)

・普通I 飲酒開始から2時間(飲み終わり後1時間)

・酒豪K 飲酒開始から3時間(飲み終わり後2時間)

 

 

 

実験①総評

  • 呼気アルコールがゼロになるまでの時間には個人差がある

1回目の実験を経てわかったのは、同じ量のお酒を飲んだとしてもアルコール処理速度は人によってかなり違うということ。ビール1杯(350ml)を飲んだあと呼気アルコールがゼロになるまでの時間は、三人の平均をとれば2.8時間とすることも可能ですが、そこには無視できない個人差が。目安表に「アルコールの処理能力は個人差があります」と注意書きされているのはそのためなのでしょうが、実際に実験してみることでその違いをありありと認識することができました。目安表の数値はあくまで参考程度にとどめてください。

  • 呼気によるアルコール濃度測定は不安定

アルコール検知器を使用していて感じたのが計測数値のブレです。今回の実験においても、お酒を飲んでいるはずなのに数値が低く出たり、突然高い数値が出たり、正しい測定ができているのか不安な時も……。今回の実験では各時間につき数回計測し、その中間の値を記録して可能な限り正確な値を測定するよう工夫しましたが、採血を伴う血中アルコール濃度の測定に比べ、呼気アルコール濃度の測定には正確性に限界があるのかもしれません。

 

  • 自覚しているお酒の「強い・弱い」は実情と異なるかも

なぜ酒豪Kよりも普通Iの方が分解速度において速かったのか? 下馬評を覆す今回の結果に関して原因を調べてみたところ、以下の仮説が考えられました。

 

仮説① Iの体重がKより20キロ以上重いから

体内のアルコール濃度は血液の量に大きく関係しています。血液が多いとその分だけアルコール濃度は薄まり、反対に血液が少ないとアルコール濃度は濃くなります。体重の約7%が血液であるといわれているため、体重が重い分だけ血液も多くなるといわれているのです。したがって、体重のあるIの方が分解のスピードも速いのではないかという説。

 

仮説② 男性の肝臓は女性より大きいから

一般的に男性の方が肝臓のサイズが大きく、その分だけアルコールをすばやく処理することができます。今回の実験でも、肝臓が大きいIの方が速かったのではないかという仮説です。

 

仮説③ Kが実は酒豪ではなかった

飲んでも酔わないと豪語する酒飲みの中には、単にアルコールの吸収が遅い人が紛れている可能性があります。飲み会の場では酔わないけど、自宅に帰ると酔いが回ってくる人っていませんか? Kは人よりも酔うスピードが遅いだけで、もしかしたら酒豪ではない可能性が浮上してきました。

 

 

 

 

実験②〜普段飲みしたときのお酒は何時間で抜けるのか?〜

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別の日の実験では、IとKに好きなペースで飲みすすめてもらい、普段飲んでいる量はいったい何時間で抜けるのかを検証します。先ほどの実験で酒豪ではない疑いをかけられているKが名誉挽回できるかという点にも注目を。

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「今日は遠慮なく飲める〜〜やった〜〜〜」

 

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「前回1杯だけって結構ツラかったもんね」

 

—飲み会開始10分後—

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「おかわりーーーーー」

 

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「ペースはやっ!」

 

好調な初速をみせるK。酒豪のペースに乗せられてIも15分でビール1杯を完飲。ここで早くもIのテンションに異変が。

 

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「この壁の向こうはさ、オフィスなんだよ? 壁の向こう、先輩たち働いてるんだよ? 背徳感で酒が超うめーーー」

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「そうだね……(興味なさげ)」

 

 

持っていたスマホを落としたり、箸を落としたり、2杯目でもうすでにほろ酔いのI。それに対し、粛々と飲み進めるKは開始30分も経たずビール3杯目に突入。

 

 

飲酒後30分経過 測定

I(普通):0.46 <ビール1.5杯>

K(酒豪):0.65 <ビール2.3杯>

お互いまずまずのスタート。このまま飲み進めていくと二人の数値はどこまで上がるのでしょうか?

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▲徐々に目が開かなくなってきているI。ほろ酔いを通り越して早くもベロ酔いの域に。

 

 

飲酒後1時間経過 測定

I(普通):0.22 <ビール2.5杯>

K(酒豪):0.63 <ビール3杯>

ここで酔ってるはずのIの数値がさっきよりも0.24も下がるという謎の現象が……。Kの数値もほんの少しだけ下がっています。何かの兆候か、計器のブレか。そんなことは意に介さず、着々と飲み進めていく2人。

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「わたし、次ワイン(1杯 110ml)にしよーっと♡」

 

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「酒豪しゃん、しゅごい……」

 

 

飲酒後1時間30分経過 測定

I(普通):0.46 <ビール3杯>

K(酒豪):0.86 <ビール3杯・ワイン1杯>

ここでKの数値が急上昇。先ほどより0.23も上がりました。度数の高いワイン(アルコール14度)のせいなのか? それに比べ、Iの数値も増加していますが、Kの半分ほどの数値。

さて、ここで、二人の酔い方を確かめるために飲む前の写真と比べてみましょう。

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飲む前に比べて顔が真っ赤に。頼んでもいないのに勝手に笑い出します。

 

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前後でほとんど変わりがありませんが、顔がほんのりと赤くなって、目も少しトロンとして色気のある表情に。

 

表情や挙動からは明らかにIのほうが酔っているのに、呼気アルコール濃度はKよりIの方がかなり低め。この差異、どう読み解くべきか?

 

 

—飲み会開始1時間30分後—

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調子に乗ってとうとうワインまで飲み始めたI。Kもワイン3杯目に突入。アルコール度数がビールよりも高いためか、着々と「完成」に向かっていく二人。

 

 

—飲み会開始1時間55分後—

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ワイン2杯を飲み終えたところで、この体勢のままピクリとも動かなくなったI。これが限界だと悟った編集部がストップをかけ、普通代表のI、ここで飲酒終了。

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「………ズズズズズズズズ(オフィス内に鳴り響く寝息)」

 

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「えー、寝ちゃったじゃん。私、一人だとあんまり飲めないのに……」

 

爆睡するIを30分ごとに叩き起こし、測定を継続していきます。

 

 

飲酒後2時間経過 測定

I(普通): 0.39 <ビール3杯・ワイン2杯>

K(酒豪):1.00 <ビール3杯・ワイン2杯>

 

ここで、Kの数値がさらに増加。このアルコールチェッカーで計測できる最高の数値を叩き出しました。それに対し、Iは完全に出来上がってたはずなのに前回よりも0.07も低い数字に……。波乱の予感。

話し相手がいないとお酒が進まないというK。飲むペースが徐々に落ちてきました。

 

 

飲酒後3時間経過 測定

I(普通):0.41 <ビール3杯・ワイン2杯>

K(酒豪):1.00 <ビール3杯・ワイン3.3杯>

 

 

 

—飲み会開始3時間25分後—

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ついに酒豪、ここで力尽きる……。Kも飲酒終了となりました。さて、計測値の限界まで上がりきったアルコール数値、どれだけの時間で完全に抜け切るのでしょうか。

—アルコールとの長きにわたる格闘の末—

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IとKが分解するまでにかかった時間をまとめると、

・普通 ビール1050ml、ワイン220ml 飲酒開始から8時間(飲み終わり後6時間)

・酒豪 ビール1050ml、ワイン385ml 飲酒開始から10時間(飲み終わり後6時間半)

 

 

実験②総評

まず今回の実験でもIのアルコール処理スピードは速く、飲酒後は6時間で0.00に到達。最高点も低く、まるで飲んでるそばから処理しているかのような軌跡を描いています。前回の実験で立てた仮説・「体重が重い(血液が多い)方がアルコール分解速度が速い」「男性(肝臓が大きい)方がアルコール分解速度が速い」を裏付ける結果となりました。

 

しかしハタから見れば、KよりIの方が酔っていたのは明らかで、数値と「見た目の酔い感」は必ずしも一致しないことが実感できました。逆に言えば、酔っていないと自分で思っていても体内には相応のアルコール成分が溜まっている可能性もあるということ。お酒が強い人は「自分はお酒に強いから酔わない」と思い込みがちですが、今回の結果からは絶対に自分の「酔い感」をアテにしてはいけないということがわかります。

 

なお、酒豪ではない疑いをかけられていたK。確かに今回のアルコール処理速度に関しては、Iより時間がかかっていましたが、体重の違い、男女の肝臓のサイズの違いを考慮すれば、大いに健闘したといえるでしょう。きけば普段ならば友達とドンドン店をはしごして、酔い覚ましタイムをはさみながら朝まで飲むのが彼女のスタイルとか。今回は慣れない場所と、ひとり飲み続ける後半の展開にいたたまれず、力尽きる結果となってしまいましたが、時に相手を気遣いながら飲みすすめる姿には「酒豪の品格」を感じました。

 


 

 

まとめ

実際にお酒を飲んでみて、呼気でアルコール濃度を計測した今回の企画。お酒が抜ける速度は個々人のアルコール処理能力はもちろん、飲むペース、体重、男女差、体調や気分、飲み会の雰囲気といった様々なファクターに影響を受けるため、「何時間でこれだけ抜ける」とは一概には言えないものであることを、やってみて痛感しました。酒類メーカーが提示している分解時間が実験結果より少し長めに設定してあるのは、個人差を把握した上で、万人が完全に分解できる時間に設定しているからなのではないかと推測します。

 

これからのシーズン、飲み会の予定はいやでも度重なってくるのが現実。しこたま飲んだ次の日なら、アルコール成分がまだ体に残ったまま出勤……ということも十分ありえる話。ハードタスクの前の日には、「飲みニケーション」もホドホドにしよう……と心に誓った編集部員Iでした。

 

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