2016.04.06 Wed
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若さを取るか? 渋さを取るか? 男のアンチエイジング(1/1ページ)

 

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若く見られたいか。それとも歳相応……あるいは渋みのある大人に見られたいか。

女性ならば、おそらく多くの人が「実年齢より若く見られたい」と希望することでしょうが、男性の場合はどうでしょうか? 子どもの頃、「早く一人前の男になりたい」と大人に憧れていたのも今は昔。すっかり大人になってしまった20〜40代の男性は、自分の見た目年齢についてどのような意識を持っているのでしょうか?

今回は「若く見られたいか否か」という問いに対しての男性のホンネを明らかにするとともに、男性のアンチエイジング願望や、対策している人の実態についても見ていきましょう。

 

■ Q1. 実年齢より「若く見える」もしくは「老けて見える」と言われたことはありますか?

【メンズホロス】2015年7月度編集会議資料 2

 「“若く見える”とよく言われる」「どちらかというと“若く見える”と言われる」、を合わせると、54.6%の人が若く見えると言われた経験があるという結果に。みなさん若々しく見えて何よりですね……と言いたいところですが、悲しいかな実情がこの数字と合致しているとは考えられません。大人の世界には、お世辞や社交辞令というものがあるからです。特別親しい間柄でもない限り、他人の年齢を聞いた時には、真意はともかく「若く見えますね」とレスポンスするのが基本ですよね。今回の回答もそういった背景を踏まえて答えたために、“どちらかというと”という遠慮が入った答えが多くなったと考えられます。

また、「どちらかというと“老けて見える”と言われる」、「“老けて見える”と言われる」と答えた人が合わせて21.6%だったことも見逃せないところです。お世辞や社交辞令でもカバーしきれなかった人がこれだけいることを考慮すると、実年齢よりも老けて見える人の実数は意外に多いのかもしれません。

ここで興味が湧くのは、男性の場合、若く見られて嬉しいのか否か。ビジネスマンならば大きな取引きなどを制するために、「落ち着いた大人に見られたい」という人も多いのでは。この辺りの心境を、次の質問で探ってみましょう。

 

■ Q2. 実年齢より若く見られたいですか?

【メンズホロス】2016-3-16 q2

実に74.1%の人が「はい」と答えました。薄々分かってはいたものの、実数としては圧倒的です。

前問でもふれたように、他人に対して「若く見えますね」というのは褒め言葉になりますが、「年上に見えますね」というのは……かなり失礼ですよね。私たちの意識の中にある、若さに対する評価はゆるぎないものがあります。

私たちはなぜ、若く見られたいと願うのでしょうか?

 

■ Q3. Q2で選んだ答えについて、なぜそれを選んだのですか?

 

[「はい」と答えた人]

「人と会う時、若く見えた方が、清々しい感じがするから」(福岡県:40歳)

「若さはパワーだから」(千葉県:36歳)

「若いにこしたことはないから」(広島県:31歳)

「若々しく見えた方が健康的に見えるので」(大阪府:36歳)

「若く見えた方が全てにおいて気分が上昇し、モチベーションが上がるから」(兵庫県:48歳)

「若く見られるのは、それだけ新陳代謝が活発であり、健康を維持・増進している客観的な評価となるため。若く見られると、それを話題にできるから」(沖縄県:37歳)

「まだ独身だから老けて見えると困る」(岐阜県:40歳)

「若い方が営業していて有利だから」(埼玉県:28歳)

「異性にもてそうだから」(埼玉県:39歳)

「若く見えた方が、子供にもかわいいと言われるので」(愛知県:40歳)

 

[「いいえ」と答えた人]

「年相応に見られないと、バカにされることが多いから」(神奈川県:45歳)

「しっかりしていると見られるから」(大阪府:28歳)

「どう見られようとかまわないので」(岡山県:38歳)

「男は貫禄があってなんぼ」(茨城県:32歳)

「若くないので」(福島県:25歳)

「別にどちらでもいいのですが、とっちゃん坊やとは思われたくないので」(京都府:43歳)

 

若く見られたい人の答えを見ていくと、「若々しい方が健康的に見える」などの意見が一定数ありました。なるほど生物学的にみれば、「若い=老化しておらず、肉体が健康」というメッセージになるのでしょう。

一方「若さはパワーだから」「若い方がモチベーションが上がるから」など、やや勢いにまかせた理由も多く見られ、全体的には「何となく若い方が良い」という答えが多く、「なぜ若い方が良いのか」という、はっきりとした理由を持たない人も少なくありませんでした。

何となく「若く見える方が良い気がする」というイメージが定着しているのは、“若さ”を魅力として打ち出すアイドルやタレントが人気を集めていることや、メディアが加齢をネガティヴなこととして取り上げる機会が多いことなども影響しているのかもしれません。

若く見られたいと思わない人の意見としては、想像の通り、仕事の上でのイメージ戦略として「年相応に見られないとバカにされるから」などの答えが多くありました。また、「どう見られようとかまわない」という無関心なのか強気なのかといった層もありました。

 

■ Q4. アンチエイジング対策をしたいと思いますか?

メンズホロス2016:3:16q4

「すでにしている」人は、7.2%と少数派。そして、「したいと思う」、「できるならしたいと思う」というアンチエイジング肯定派は54%と約半数。反対に「若くは見られたいが、アンチエイジングはしたいと思わない」、「若く見られたくもないし、アンチエイジングしたいと思わない」という否定派は合わせて38.8%いました。

若く見られたい願望はあるけれど、そのための対策はしたくないという人が23%もいるところに、女性とは違う、男性の複雑な心中が垣間見えます。

 

■ Q5. Q4で選んだ答えについて、なぜそれを選んだのですか?

 

[「すでにしている」と答えた人]

「細胞を活性化するためには、学び、実行していく必要性を感じるから。健康でいられる健康寿命をできる限りのばしたいから」(沖縄県:37歳)

「努力は必要と考えるから」(北海道:46歳)

「若く見られていい気分になる」(茨城県:43歳)

「オッサンになりたくない」(福岡県:43歳)

 

[「したいと思う」と答えた人]

「何もしないと老け込むから。若くいられる努力はすべき」(兵庫県:48歳)

「老化を遅らせる意識は健康管理にもつながると考えるので」(大阪府:47歳)

「老けると悲しくなるから」(福岡県:29歳)

 

[「できることならしたいと思う」と答えた人]

「したいと思いますが、具体的に何をしたらよいのか分からない」(東京都:48歳)

「お金がかかるから」(愛知県:38歳)

「手軽にできるなら」(愛知県:40歳)

「健康のため。見た目はどうでも良い」(茨城県:32歳)

「老化を止められるなら止めたいが、効果があるか疑問」(和歌山県:37歳)

 

[「若くは見られたいが、アンチエイジングはしたいと思わない」と答えた人]

「そんなに気合いを入れる必要性を感じない」(奈良県:49歳)

「自然な若さが良い」(大阪府:29歳)

「小細工はしたくない気持ちがある」(千葉県:36歳)

「手間をかけて若く見せたいと思わないから」(東京都:36歳)

 

[「若くは見られたくもないし、アンチエイジングしたいと思わない」と答えた人]

「軽い考えの人物と思われそうだし、無駄なお金がかかるので」(東京都:39歳)

「面倒だから」(北海道:23歳)

「健康であれば年相応の見た目で良い」(千葉県:44歳)

「見た目より中身が大事だと思うので」(茨城県:48歳)

 

「すでにしている」人やアンチエイジング肯定派は、年齢が高めの傾向が見受けられます。それだけ身近な問題なのでしょう。そして各コメントを並べてみると、うっすらと見えてくるものがあります。それは、老化への恐怖。「オッサンになりたくない」「老けると悲しくなる」などなど、受け取ったこちらも切ない気持ちに。

アンチエイジング否定派の中には、先に述べた男性特有の複雑な心境が詳しく述べられています。「小細工はしたくない」といった回答に象徴されるように、男たるもの実力で勝負、外見を飾り立てたり取り繕ったりするのは気恥ずかしい、そんなちょっとしたプライドもありそうです。

また、すべての回答から感じるのは、「アンチエイジング」という言葉に対して、多くの人が美容的な対策というイメージを強くもっていることです。確かに美容面を指す場合も少なくありませんが、広い意味ではQ2での考察のように、加齢による身体機能低下に対する健康対策という意味も含まれます。このように広く捉えると、否定派もアンチエイジングに対する抵抗感が和らぐのかもしれません。

 

■ Q6. 具体的に、どこに、どのような対策をしていますか?

 

「髪の毛。薄くなりはじめているのが分かるから」(福岡県:40歳)

「白髪が目立ってきているので、白髪染めなどを行いたい」(鹿児島県:49歳)

「髪の毛は、頭皮マッサージを毎日することで、薄毛対策をしている。毎日一食はプロテインやフレッシュ野菜ジュース、青汁などにして、消化器官への負担を減らすことで細胞活性化につながると学んだため」(沖縄県:37歳)

「頭皮洗浄や顔のマッサージをしてみたい」(岐阜県:40歳)

「歳のせいか、重力にはかなわないというか、全体的に下がってきている気がする。顔(頬)も下がり気味。お尻も下がってきているように感じます。リフトアップ、ヒップアップ、シェイフアップですかね」(北海道:46歳)

「スキンケアに重点を置いている」(北海道:46歳)

「ウェイトトレーニング」(茨城県:48歳)

「運動量が減っているので、体に無理のかからない程度で運動をしたい」(東京都:48歳)

 

バラエティに富んだ回答となりました。実際に対策している人は、美容面だけでなく健康面に気をつかっている人もいることが分かりました。そんな中で、髪の毛に関する対策・特に薄毛や抜け毛を気にしている人が多めだったのは、男性のアンチエイジングの特徴といえるでしょう。

 

■ Q7. 気持ちはいつまでも若くありたいと思いますか?

メンズホロス2016:3:16q7

ならば健康や見た目など、肉体的な側面を抜きにした精神論ではどうでしょうか? 気持ちの面では若くありたいかどうかを尋ねると、なんと84.2%と大半の人が「はい」を選択しました。「生物学的な本能が求める若い肉体」以上に、「精神的な若さ」には大きな魅力があるようです。

「いいえ」を選んだ人は“若さ”を“未熟”という意味に捉えたのか、心身両面の老いを受け入れたのか……理由を知りたい! というわけで、次の質問にまいりましょう。

 

■ Q8. Q7で選んだ答えについて、なぜそれを選んだのですか?

 

[「はい」と答えた人]

「せめて気持ちぐらいは若くいたい」(奈良県:49歳)

「考え方まで老け込みたくないから」(神奈川県:45歳)

「老いというものが心身ともに悪影響を与えるから」(千葉県:36歳)

「気持ちが若くないと、活力もわかないから」(鹿児島県:49歳)

「情熱を持っていたい」(福岡県:48歳)

「若年層をターゲットにした仕事をしているので」(茨城県:48歳)

「物事への興味が失せてしまって、楽しみを得られなくなるのが嫌なので」(奈良県:36歳)

「時代に取り残されたくない」(神奈川県:37歳)

「まだまだ知らないことがたくさんありますし、時代も大きく変わりつつあると思うので、チャレンジ精神は常に必要だと思うから」(東京都:48歳)

 

[「いいえ」と答えた人]

「落ち着いている方が良い」(奈良県:40歳)

「年相応、それ以上の進んだ考えを持ちたいから」(東京都:39歳)

「気持ちに若いも老いもない」(千葉県:44歳)

 

「はい」を選んだ人の意見から汲みとれるのは、身体面のケアは手間がかかるので億劫だけれど、メンタル面はポジティヴでいたいという決意。気持ちを若く保って、活力や情熱を保ちたいという思い。そしてやはり、老いたくないという強い願い……。近年登場した「老害」というキーワードが指し示すように、世慣れて好奇心が減り、謙虚さが失われること、傲慢になることなどの、” 老い“がもたらすデメリットを認識し、そうならないための予防に努めるべきという意識もみてとれます。

「いいえ」と答えた人は「落ち着いている方が良い」「年相応、それ以上の進んだ考えを持ちたいから」という具合に、目指す印象は違うものの、大きな方向としてはポジティヴな姿勢を目指している人は少なくありませんでした。

年をとり経験を積んでも好奇心や謙虚さを維持し、心の奥底には年の功に裏打ちされた知略をもって成長し続けたい……。肯定派・否定派の意見を合体させると、男性が理想とする“エイジング道”が見えてきます。

 


 

失ってはじめて気づく”若さ“の素晴らしさ……。時は巻き戻せないだけに、より渇望してしまうのかもしれません。

しかし「今日より若い日はない」と考えれば、いまこの瞬間のあなただって若い。漫然と、老いに怯えて生きるよりは、アンチエイジング対策をするのかしないのか、自分が納得できる方法を実行する方が、心の曇りは晴れ、健やかさを保てそうです。

 

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