2016.01.20 Wed
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飲みニケーションは死語? 働く男性の飲酒トレンド調査(1/1ページ)

飲みニケーションは死語? 働く男性の飲酒トレンド調査

 

飲みニケーション……はもう死語なの??

かつてのビジネスマンにとって、上司や取引先からのお酒の誘いには「たとえ飲めなくてもお酒の席にはつきあうもの」という暗黙のルールが漂っていました。

時代変わって、若者のお酒離れが叫ばれている昨今。お酒のつきあいを強制する「アルコールハラスメント」なる言葉も登場するなど、働く男性をとりまくお酒事情は変わってきたように見えます。実態はいかに? 飲み会の機会もまだまだ多そうな20~40代のビジネスマンに聞いてみました。

 

■Q1 お酒は好きですか? 嫌いですか? もっとも近いものをお選びください

■Q1 お酒は好きですか? 嫌いですか? もっとも近いものをお選びください

冒頭に推測した当世事情を覆し、「大好き」「どちらかというと好き」の合計が76.4%に達しました。メディアでは「お酒離れ」ばかりがクローズアップされていますが、こうしてみるとまだまだお酒は愛されているようですね。

年代別にみてみると、「大好き」と答えたのは30代が最も多くて46.8%、次いで20代が32.6%、40代は29.8%という結果に。また「嫌い」と答えたのも40代が12.8%と最多です。

40代の思惑やいかに? 「歳をとると、若いころほど飲めなくなって……」なんてフレーズを耳にすることがありますが、加齢による体力の低下で、二日酔いや睡眠不足が翌日の仕事にこたえるという体験がそうさせている可能性が高そうです。

 

■Q2 お酒をどのぐらいの頻度で飲みますか? もっとも近いものをお選びください

■Q2 お酒をどのぐらいの頻度で飲みますか? もっとも近いものをお選びください

年代別にみてみると、「ほぼ毎日」と答えたのは30代が最も多く34%、次いで40代が29.8%、20代は21.7%という結果に。年代を問わず「ほぼ毎日」と飲酒に意欲的な方も意外なほど多かったです。

ただし適量とはいえ、毎日飲むことは、肝臓に一定の負担がかかります。休肝日を設けて、肝臓を休ませるようにしたいものです。「ほぼ毎日」に続く比率では30代と20代は週に1回以上飲む人がそれぞれ70.2%・65.1%なのに対し。40代は55.4%。毎日と週1以上では開きがありますが、不定期ながら休肝日を設けている表れでしょうか? しかし、ここにはちょっとした落とし穴が。ある日は飲酒を控えて肝臓を休ませたからといって、他の日にそれを取り返すかのように大量飲酒をしてしまっては意味がありません。普段から適量の飲酒を心がけましょう。

 

■Q3 お酒を誰と飲むことが多いですか? よく一緒に飲む相手を複数お選びください

■Q3 お酒を誰と飲むことが多いですか? よく一緒に飲む相手を複数お選びください

全体の数字では、トップは「友人と」が44.1%。「家族と」「職場の同僚・後輩と」が同じ割合の39.4%で、次いで「ひとりで」が37%という結果に。飲酒のスタイルも人それぞれ、拮抗した結果になりました。

冒頭ビジネスマンの暗黙のルールだった、と紹介した「上司とのお酒」は25.2%と低く、このあたりにやはり時代の流れを感じます。気の置けない友人や家族、同僚・後輩と一緒に飲むのが楽しいからこそ、若い人でもお酒が「好き」と言える現代なのかもしれません。

興味深いのは、「SNSで知り合った人と」は20代が7.5%、30代は2.2%、40代は2.4%となりました。SNS利用者としてはアーリーアダプターだったはずの30代が、意外に保守的です。

 

■Q4 どのお酒が一番好きですか?

20160120_Q4

 

やはり年代を問わず一番人気はビールで、各年代の中でも半数の人が支持しています。発泡酒を含む「ビール類」というくくりも結果に反映されているかもしれません。

年代別に見ていきます。特筆すべき点としては、30代はウイスキーの支持率が高く、11.1%。定着した感もありますが、ハイボールブームの直撃世代。深い味わいと手軽さが、この世代のツボにはまったのかもしれません。

40代では日本酒を好む人が他の世代に比べて多く、11.9%でした。年齢とともに、だんだん脂っこいものが食べられなくなって……落ち着いたつまみをチョイスするようになると、ベストパートナーは日本酒となるのかもしれません。

ところで、風説ではチャンポンは悪酔いしやすいといわれますが、これは色々なお酒を飲むこと自体が悪いのではなく、あれも飲んでみよう、これも飲んでみようと、つい飲み過ぎてしまうのが悪酔いの原因のようです。

 

■Q5 一度の飲酒につき、平均してどのぐらいのアルコール量を摂取しますか? 具体的にお書きください。

 

「家なら,缶チューハイ1本の半分。妻と分けて」(宮城県:48歳)

「缶ビール1缶」(愛知県:33歳)

「帰って来て缶ビール1杯。風呂上りに1杯、食事中に1杯」(大阪府:39歳)

「350ml痛風になってからは週1回1缶になった」(東京都:40歳)

「1年にカクテルを2杯程度」(山形県:38歳)

「家の場合は、缶ビールと酎ハイを合わせて3本くらい。冬になれば、焼酎のお湯割り1杯くらいにする。 外の場合は、飲み放題の場合が多いので、生中3杯、酎ハイ1杯、焼酎のお湯割り2杯くらい」(兵庫県:39歳)

「お店でハイボールを3杯程度」(埼玉県:40歳)

「焼き鳥屋で焼酎ロック5杯から7杯家ならチューハイ500ml1本程度」(奈良県:39歳)

「お店でビール15杯くらい」(沖縄県:32歳)

 

個人差が大きく出ました。ざっくり平均すると一度の飲酒で2?3杯。自宅ではホドホド、お店では少しハメをはずして飲む傾向にあるようです。お酒にあまり強くないのか、はたまた自分の中でキリよく1本と決めて楽しんでいるのか、「缶ビール1本」という答えも多く見られました。

ところで、「日本人は欧米人に比べてお酒に弱い」という話を聞いたことはありませんか? これにはアルコールを分解する酵素の型の違いが関係しています。体内に入ったアルコールは、肝臓にある酵素の働きにより、無害な酢酸へと分解されるのですが、この酵素には3つの型があります。お酒に強い活性型、お酒に弱い低活性型、そしてお酒がまったく飲めない非活性型。コーカソイド(白人)やネグロイド(黒人)には活性型しかいないのに対し、モンゴロイド(黄色人種)には、活性型、低活性型、非活性型がいます。お酒に弱い人・まったく飲めない人がいるのは日本だけでなく、中国や東南アジアにも言えることで、モンゴロイドの特徴なのです。日本人は37~38%の人が低活性型(お酒に弱い)、6~7%の人が非活性型(まったく飲めない)といわれています。

適量には個人差があり、一概には言えませんが、厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコールにして約20g程度であるとされています。主要なお酒の量に換算すると、ビール中びん1本(500ml)、日本酒1合(180ml)、ウィスキーダブル1杯(60ml)、ワイン1/4本(180ml)程度となります。

居酒屋に行けば、たいていの人は生中ビール2?3杯程は飲んでいることを考えると、上記の「節度ある適度な飲酒量」はかなり少ないように映りますが、覚えておきましょう。

 

■Q6 どこでお酒を飲むのが好きですか?

■Q6 どこでお酒を飲むのが好きですか?

全体で見ると飲み屋派は40.2%。自宅派は58.3%と、若干自宅派が優勢です。20代にしぼって言うと、自宅派は67.5%と、かなりの割合を占めています。「家飲み」という言葉もかなり浸透している気がしますが、これも不景気、格差社会のあおりでしょうか……。

派手に飲んで、車やブランド品を買ってきた40代オーバーの人にはない、エコな価値観を持つといわれる現代の若者ですが、家で飲むのは金銭的な事情のほかに、ライフスタイルの変化も考えられます。近頃は「料理男子」なんて呼ばれてますが、健康を考えての自炊のはずが、料理上手でちやほやされる男性も。友人やパートナーを自宅に招いて料理の腕を振るう、そんな席で飲むことになれば、必然的に「家飲み」の頻度も増えそうですよね。

 

■Q7 Q6で選んだ答えについて。その理由を具体的にお書きください。

 

[自宅派]

「家。金銭的にも,精神的にも楽だから」(宮城県:48歳)

「金銭的にも帰りのことも考えないでよいから楽」(東京都:42歳)

「テレビやPCを見ながら飲める上、安上がりだから」(大阪府:38歳)

「他人を気にせずゆっくり飲める」(千葉県:31歳)

「ゆっくりリラックスして飲めるから」(大阪府:34歳)

「いつ寝ても大丈夫だから」(長野県:40歳)

「自分の好きなものを作って食べられる」(東京都:25歳)

「家派、安くつくし車を運転する心配がない」(兵庫県:44歳)

 

[飲み屋派]

「皆で盛り上がって飲むのが好きだから」(東京都:39歳)

「準備や片付けがなく、楽だから」(埼玉県:40歳)

「つきあいで飲む程度だから」(山形県:38歳)

「食べ物がうまい」(千葉県:37歳)

「外の方がいろいろなところで飲めるから」(三重県:41歳)

「家でわざわざ飲もうとは思わない」(千葉県:25歳)

「家では子供がいるので飲みにくい」(神奈川県:29歳)

 

さて蓋を開けてみるとどうでしょう。自宅派は「安上がりだから」という前提がまずあるとして、「ゆっくり落ち着いて飲めるから」「あとの移動を考えなくていいから」「寝ることができるから」などのメリットもでてきました。たしかにこれは自宅ならではのメリット。しかし後片付けのことを忘れてませんかね……。

予想にもありましたが、「自分ではつくれない料理を食べられる」「自分の好きな料理をつくって飲める」と、いずれの答えも表裏一体、本人の考え次第ですが、中にはどちらか一方に偏らず、気分によってどちらも楽しんでいるという人もいることでしょう。

対して飲み屋派には「仲間と盛り上がって飲めるから」という魅力が。ハシゴ酒していろんなお店をのぞいてみるのも好奇心あふれる人にとっては楽しいですが、「外出が嫌いだから」という自宅派、コミュニケーションが苦手な方にはデメリットにもなりそうです。

 

■Q8 お酒を飲む理由はなんですか? その理由を具体的にお書きください

 

「おいしいし、ほぼ習慣化している」(東京都:42歳)

「いやな事も一時的に忘れられる」(大阪府:28歳)

「付き合い上」(山形県:38歳)

「言いにくいことを酒を交えて話し合うことで世代間の連携が深められると感じるから」(千葉県:29歳)

「1日の疲れを癒すため」(大阪府:38歳)

「ストレス解消」(大阪府:34歳)

「一日の締め」(千葉県:29歳)

「リラックスするため」(新潟県:35歳)

「友人と飲むのが楽しいから」(沖縄県:32歳)

「一人でしか飲まない。つらい仕事を乗り切ったなあと実感するため」(東京都:40歳)

「コミュニケーション手段の一つとして。一気に眠ってしまいたいときの手段として」(東京都:48歳)

「食事がよりおいしく感じられるから」(鹿児島県:27歳)

「味が好き」(愛媛県:35歳)

「酔いたいから」(東京都:29歳)

「なんとなく。飲みたいわけではない」(埼玉県:44歳)

 

多種多様な目的が寄せられました。「食事がおいしく感じられるから」「味が好き」など飲食としての飲酒を楽しんでいる人がいれば、「コミュニケーション」のひとつとして位置づけている人もいます。「ストレス解消」「リフレッシュ」、はたまた「一日の締め」として習慣にしている人まで、お酒にはさまざまな期待があることがわかります。

「イヤなことを忘れられる」「なんとなく。飲みたいわけではない」といったやや後ろ向きな理由も見受けられます。つらい現実に立ち向かうための一時の休息であればいいのですが、くれぐれも依存症などに陥らないよう、注意いただきたいものです。

 


 

メディアが声高に叫ぶ「お酒離れ」は、今回のアンケート結果からはあまり感じられず、みなさん思い思いにお酒を楽しんでいるようでした。くれぐれも適量を守って、飲む人も飲まない人も居心地よくいられるようマナーを。良いお酒を楽しんで、日々の活力にしてください。

 

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