2014.03.13 Thu
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仕事のストレスを解消する! 脱・自分を苦しめる10の常識②

「嫌いな人のいいところを見つけて好きになろうとしなくてはいけない」(1/1ページ)

仕事のストレスを解消する! 脱・自分を苦しめる10の常識②/「嫌いな人のいいところを見つけて好きになろうとしなくてはいけない」

私たちの感情や行動のほとんどは「無意識」に行っているものなんです。それを意識で無理矢理に変えようとすると……。

 

OKラインメンタルトレーナーとして活躍する森川陽太郎さんに聞く、仕事のストレスとの向き合い方。ヒントは「ストレスを受け入れる」「自分の幸せと仕事を結びつける」こと。それらを邪魔するのが”自分を苦しめる10の常識”です。この連載では、その常識を裏切り、ストレスと正しく向き合うための”非常識メンタル術”を提案します。今回紹介する、苦しめている常識は「嫌いな人のいいところを見つけて好きになろうとしなくてはいけない」

 


 

よくある事例で「嫌いな上司と仕事をするのがツラい」という方が結構いらっしゃいます。その中には一緒に仕事をしているだけで、過呼吸になってしまうほどストレスを感じている方もいるようです。そんな時、周りの人に相談すると「その上司のいいところを探してみなよ」「好きになる努力をしてみなよ」というアドバイスをよく耳にしますが、本人は好きになろうとすればするほどさらに苦しくなってしまうのです。

世の中には”人のことを嫌いになってはいけない”という、道徳的な概念や社会通念があります。しかし周りの人のことをみんな好きでいられるかといえば、それは不可能なことです。人の感情は90%が無意識、生理的なもので支配されていて、意識的にコントロールできるのは3~10%と言われています。誰かのことを好き/嫌いになる感情は無意識の部分で、それを無理矢理好きになろうとしても、90%の無意識の感情を打ち消すのは相当に難しいことです。心理学的にこの状態を”感情と思考の不一致”と呼んでいて当然ストレスは高まります。

この場合、上司のことを嫌いと思っているのがコントロールできない無意識の感情、無理に好きになろうとしているのが思考です。感情がコントロールできないのであれば思考を変える必要があります。そこで上司のことを嫌いなんだと認識することで感情と思考を一致させるのです。当たり前のようですが、周りからのアドバイスや社会通念が邪魔をして、この認識ができていない人が多くいます。感情と思考を一致させたらあとは行動をどうするかです。嫌いだ嫌いだと考えているからといって、無為に厳しくあたったり、行動に表したらギクシャクしてしまいます。でも行動は、思考と同じくコントロールが可能です。嫌いでいることを否定しなくて良くなれば、ストレスを生まずに思考でき、行動を切り離し、嫌いだと思っていても行動に表すことを避けられるはずです。むしろ嫌いだと思っている相手とのコミュニケーションでは、嫌いであることが前提なので、ちょっとした気遣いを受けると妙に罪悪感を感じたり、無理に好きになろうとしていたら気づけない部分にも気づくことがあるかもしれません。

冒頭のお客さんは、この考え方で今まで受け取れなかった行為が受け取れるようになり、過呼吸も収まりました。当然「嫌い」なままですが、無理に好きになろうとしていたことのストレスが主だったため、一緒に仕事をすることもできています。”人のことを嫌いになってはいけない””嫌いな人をつくってはいけない”という常識は、自分が嫌われたくない人たちで形づくられていたりします。もし嫌いな人がいて、その人のことを嫌いであることを受け入れ、行動と切り離せる状態になれば、逆に人に嫌われることを極端に恐れることもなくなるかもしれません。時には人に嫌われる役が回ってくることもあるかもしれませんが、そんな時にもこの考え方でいれば気になることはないハズです。

 


 

次回の”自分を苦しめる常識”は「ストレスをなくさなくてはいけない」

 

<仕事のストレスを解消する! 脱・自分を苦しめる10の常識>

「ポジティブに物事を考えなくてはいけない」 「嫌いな人のいいところを見つけて好きになろうとしなくてはいけない」 「ストレスをなくさなくてはいけない」 「愚痴を言ってはいけない」 「みんなと仲良くしなきゃいけない」

「努力をしなくてはいけない」 「自分は恵まれていると考えなければいけない」 「人と争ってはいけない」 「自分を天才だと思ってはいけない」 「あきらめてはいけない」

 

 監修 森川陽太郎(もりかわ・ようたろう)
株式会社リコレクト代表取締役/OKラインメンタルトレーナー
1981 年東京生まれ。元サッカー選手。スペインやイタリアでプレー。その後心理学やメンタルトレーニングを学び、27歳で株式会社リコレクトを設立。「OKラインメンタルトレーニング」という独自のトレーニング方法を展開。様々なスポーツの日本代表選手をサポートし、ミス・ユニバース・ジャパン講師や大手企業研修など多方面で活躍中。
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 Photo by Thinkstock/Getty Images

 

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