2014.03.06 Thu
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仕事のストレスを解消する! 脱・自分を苦しめる10の常識①

「ポジティブに物事を考えなくてはいけない」(1/1ページ)

仕事のストレスを解消する! 脱・自分を苦しめる10の常識①/「ポジティブに物事を考えなくてはいけない」

 

OKラインメンタルトレーナーとして活躍する森川陽太郎さんに聞く、仕事のストレスとの向き合い方。ヒントは「ストレスを受け入れる」「自分の幸せと仕事を結びつける」こと。それらを邪魔するのが”自分を苦しめる10の常識”です。この連載では、その常識を裏切り、ストレスと正しく向き合うための”非常識メンタル術”を提案します。今回紹介する、苦しめている常識は「ポジティブに物事を考えなくてはいけない」

 


 

今、ポジティブでいる、前向きでいることが良いことだという風潮が強すぎると感じています。そのような内容の本が出ていたり、メディアを賑わせています。「ポジティブじゃない人はダメな人」という感覚が共有されていることもあれば、逆に人にポジティブでいることを要求する人も多い。ネガティブな人を自分のそばには置かないという人は自分に自信がない人だったりします。避けてないとネガティブな人の影響を受けてしまう、という風に恐れていることの裏返しです。

ネガティブな発言や人に対して「そんなこと言うの良くないよ」や「もっと楽しいことを考えていこうよ」と言う人がいますが、そういう人ほど現実逃避をしてしまっているのです。スポーツ選手からも「苦しい思いをすれば結果に返ってくる」「厳しいトレーニングをするほどシーズンで戦える」などと聞きますが果たして本当でしょうか? 苦しい思いが報われることや頑張ったり努力したら報われることはありますが、努力しても報われなかったことだっていっぱいあると思います。ポジティブに物事をとらえようとしすぎると、「次に成功するために失敗したんだ」「この失敗が自分の経験になる」といった具合に、意識の中で失敗を成功にしてしまうのです。「失敗しても最終的には前向きにとらえればいい」という感覚で、責任感を持たなくなってしまったり、周りの人から「つらい時でもポジティブですごいね」と言われることに満足してしまいます。しかし一番重要なのは結果を出せるかどうかです。失敗したら失敗したことを認識できる力、成功したら成功したことを認識できる力を身に付け、自分のやったことに対して責任を持つことが大事です。行き過ぎたポジティブシンキングで解釈してしまうと、先の自分のためのことをしているようで、今の自分の課題と戦っていないのです。

上司に前向きな姿勢を求められたことはありませんか? 部下の感情を制限する上司は、部下を鬱にしたり、ストレスをためさせやすかったりします。逆にネガティブな感情を持っていても行動はしっかりさせる、行動の制限をかけられる上司は、部下をステップアップさせる能力が高いのではないでしょうか。

どんな人間でも、ずっとポジティブでい続けることは不可能です。やたらポジティブでいる人は、自信のなさの反動で、周りの人にポジティブに見られたかったり、がんばっているように見られたくてそうしてる場合が多々あります。行き過ぎたポジティブは疑ってみることも大事です。

 


 

次回の”自分を苦しめる常識は「嫌いな人のいいところを見つけて好きになろうとしなくてはいけない」

 

<仕事のストレスを解消する! 脱・自分を苦しめる10の常識>

「ポジティブに物事を考えなくてはいけない」 「嫌いな人のいいところを見つけて好きになろうとしなくてはいけない」 「ストレスをなくさなくてはいけない」 「愚痴を言ってはいけない」 「みんなと仲良くしなきゃいけない」

「努力をしなくてはいけない」 「自分は恵まれていると考えなければいけない」 「人と争ってはいけない」 「自分を天才だと思ってはいけない」 「あきらめてはいけない」

 

 監修 森川陽太郎(もりかわ・ようたろう)
株式会社リコレクト代表取締役/OKラインメンタルトレーナー
1981 年東京生まれ。元サッカー選手。スペインやイタリアでプレー。その後心理学やメンタルトレーニングを学び、27歳で株式会社リコレクトを設立。「OKラインメンタルトレーニング」という独自のトレーニング方法を展開。様々なスポーツの日本代表選手をサポートし、ミス・ユニバース・ジャパン講師や大手企業研修など多方面で活躍中。
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 Photo by Thinkstock/Getty Images

 

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