2014.05.19 Mon
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吸いたい気持ちをリセット! ビジネスマンの“デキる”禁煙方法

第三回 ここがヘンだよ、その禁煙方法? 喫煙依存の恐ろしさ(3/3ページ)

禁煙のための「タバコとの上手な付き合い方」は存在しない

禁煙のための「タバコとの上手な付き合い方」は存在しない

 

――本数を減らすのがダメとなると……ひょっとして、軽いタバコに変えていくのもダメだったりしますか?

磯村:はい(苦笑)。思い込みというよりは、あまり知られていないことがあります。低タール、低ニコチンなどで謳われる量は、吸い込んだ際の濃度を表します。軽いタバコと称されている種類は、実はフィルターの横に穴が空けられているんです。製品化の際は機械でタールやニコチンの量を測りますが、このフィルターの穴を通じて空気が入ることで、その量をコントロールしているのです。軽くなればなるほど、この穴が多く空けられています。

――へえ! まったく知りませんでした。

磯村:知らない人のほうが多いと思います。タバコに含まれる「葉」の中身や量はほとんど変わりがない。逆に空気で薄まることによって「味」が物足りなく感じたり、すでに中毒の状態にある人はニコチンが不足し、より深く吸い込みます。根元まで大事に吸う人もいるでしょう。どちらも普通に吸ってるより、多くの有害物質を肺の奥まで吸い込むことになってしまいます。中には穴の存在に気づき、穴の部分をテープでふさいだり、手で隠しながら吸う人までいる始末です。

――うーん、減らすのもダメ、軽くするのもダメですか。

磯村:両者に共通して言えるのが、「タバコと上手に付き合おう」と思ってしまっているのでは?ということ。タバコを吸う以上は「止まらない回路」が次のタバコを吸いたくさせます。上手も下手もなく、やめるまで続くのです。

以前にもお伝えしましたが、タバコの怖いところは依存症と認識されにくいところです。動脈硬化やCOPDなど確かな体への悪影響があるものの、それらは慢性的な症状なため、気づかぬうちに進行してしまいます。ほとんどの人がどこかでタバコの害を知り、一度はやめようと考えたことがあるはず。そしてタバコを吸いたい欲求と、タバコの害を天秤にかけますが、先送りにする人が多いでしょう。このやりとりを繰り返す間に体への害はじわじわと進行し、中毒の度合いも高まってしまう。

――そこまで重く考えたこと自体、なかったです……。

磯村:アルコールや、覚せい剤などの薬物に比べると禁断症状は軽いのですが、依存性は変わりません。これもタバコ依存の怖いところですね。だからこそ、考え方そのものを変える必要があるのです。

 


 

タバコの本数を減らす、軽いタバコに変える。涙ぐましい努力の末にたどりついたのは、まったく禁煙に近づいていない現実だとしたら……救われないですよね。依存を断ち切るためには何よりもまず、本人の意識が変わることが重要であり、そのためには努力よりも「気づき」が必要なのかもしれません。禁煙に関する「気づき」はまだまだ続きます。次回もお楽しみに。

 

<さあ禁煙に取り組もう! 気になる内容をもう一度チェック!>

>>本数を減らしても禁煙できない理由

>>禁煙のための「タバコとの上手な付き合い方」は存在しない

 

連載インデックス 第一回 意思の強さでは禁煙できない? 禁煙の本質とは 第二回 吸いたくて止まらない回路とは? 断つべきは習慣ではなく欲求 第三回 ここがヘンだよ、その禁煙方法? 喫煙依存の恐ろしさ

第四回 タバコで解消できるストレスはタバコによるストレスだけ! 第五回 喫煙習慣であなたの「しあわせ」が奪われる? 第六回 仕事と喫煙、吸いたい理由を知ることの重要性 第七回 リセット禁煙の仕上げは「やってみる」こと

 Photo by Thinkstock/Getty Images

 

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