2014.05.12 Mon
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

吸いたい気持ちをリセット! ビジネスマンの“デキる”禁煙方法

第二回 吸いたくて止まらない回路とは? 断つべきは習慣ではなく欲求(3/3ページ)

やめるのはタバコを吸う「習慣」ではなく、タバコを吸いたい「欲求」

やめるのはタバコを吸う「習慣」ではなく、タバコを吸いたい「欲求」

 

――「止まらない回路」。禁煙の難しさの原因のひとつがわかった気がします……。でもその前に、吸い続けている人にとっては喫煙する習慣を断つことが難しいですよね。

磯村:”習慣”もよく、やめられない理由に使われるのですが、果たしてそうでしょうか? 単なるクセであれば、すぐに改善できませんか? 食事を箸で食べる。これは習慣です。箸が好き、フォークが好きと嗜好は関係しますが、お店でスパゲティがフォークとともに出てきたら、普段箸を使っている人もフォークで食べることができますよね。何かを犠牲にしてまで箸で食べる、そういう人もいるかもしれませんが、ごく稀です。依存を断つうえで障害になるのは習慣ではなく、習慣に欲求を伴うことなんです。

――習慣をひっくり返すと慣習。左側通行などのルールもそうですよね。

磯村:クセが出てしまうことはありますが、従えます。欲求が出てくると変わってくるんですよ。そして欲求が出てくる理由は、思い込みがあるから。欲求は感情のひとつとも言えますが、感情の先には思考があります。

――強い欲求であれば、頭で考えるより先に作用しそうですけど。

磯村:日常生活で感情と思考、どちらが先かと問われたら、感情と答える人は多いです。例はいくらでもあるんですが、コンサートホールでみんなで静かにクラシック鑑賞している時に「ゴホゴホ!」と大きな咳が聞こえたら、「うるさい!」と思いませんか?

――みんな思うのでは。

磯村:咳が聞こえる→邪魔される→怒る、こう思いますよね。でも同じ状況だとして、誰かが「ゴホゴホ!」と大きな咳をしたら、その人が周りに10万円ずつ配るルールがあったとします。その時は同じ状況で同じように咳が聞こえても「10万円もらえる!」と喜びませんか? 咳が聞こえる→10万円もらえる→うれしい、と。

――……なります(笑)。

磯村:感情の手前に思考があるんです。この思考を変えることで感情をある程度コントロールできる

――タバコに置き換えて「おいしい」がゴールだとすれば、その手前の思考でなんとかする。

磯村:そういうことです。「タバコはあらゆるストレスに効く」という思考があるからこそ、ストレスを感じた時に「吸いたい欲求」が出てくる。でもその思考が間違ってたら、「タバコは実はニコチン切れのストレスにしか効いてなかった」という思考に変わったら、「吸いたい欲求」がスッと消える可能性だってあるわけです。

 


 

不思議なものでタバコそのものの性質を語る前に、脳の仕組みや人の考え方の部分だけでずいぶんと、タバコや喫煙、禁煙に対する考え方が変わりつつありませんか? 知らなかったと同時に、思い込んでいたことの多さに驚きます。次回はさらに、「タバコや禁煙に関する思い込み」を掘り下げます。

 

<さあ禁煙に取り組もう! 気になる内容をもう一度チェック!>

>>脳がタバコを覚えちゃう? 一生消えない「止まらない回路」

>>やめるのはタバコを吸う「習慣」ではなく、タバコを吸いたい「欲求」

 

連載インデックス 第一回 意思の強さでは禁煙できない? 禁煙の本質とは 第二回 吸いたくて止まらない回路とは? 断つべきは習慣ではなく欲求 第三回 ここがヘンだよ、その禁煙方法? 喫煙依存の恐ろしさ

第四回 タバコで解消できるストレスはタバコによるストレスだけ! 第五回 喫煙習慣であなたの「しあわせ」が奪われる? 第六回 仕事と喫煙、吸いたい理由を知ることの重要性 第七回 リセット禁煙の仕上げは「やってみる」こと

Photo by Thinkstock/Getty Images

 

■オススメ記事はコチラ

 

    

【メンズホロス】produced by リーブ21 TOP

ページTOPへ